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収入は300万前後まで下がったが福祉という職のやりがい


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今回は「収入は300万前後まで下がったが福祉という職のやりがい」というタイトルで就職して良かった職種と、その職種の年収について教えてもらいました。


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勤務時間が不規則な配送関係の仕事から福祉の仕事へ転職

東京都在住の38歳男性です。

障がい者施設の職員をしています。

某大手製パン会社の配送をしておりましたが、勤務時間が不規則な事と、子どもとの時間が取れないため転職をしました。

職場は精神障がい者施設です。

就労継続支援施設と言い、一般就労は難しいが就労の意思があり、福祉的な見守りや相談が受けられるような援助があれば仕事ができるという方達が利用できます。

仕事は利用者さん達の軽作業の補助と相談業務や生活支援をすることです。

主に一緒に作業をしながら雑談をして、悩みごとや相談に乗るなかで、体調や生活状況を把握して、その情報を元に医療機関や保健所などと連携し、一人ひとりの現状に沿った支援をしております。

配送員の時より年収は100万ほど下がったが…

収入面の話になると、これから福祉の仕事を希望されるかたには厳しい現実かもしれませんが、年収は手取りでだいたい300万前後です。

配送員の時は年収は約400万ほどだったので、その頃よりも100万ほど下がりました。

正直家族を安心して養うだけの額ではありません。

配送員の時と仕事の内容は大きく様変わりをしたので、慣れるまでにかなりの時間を費やしましたが、以前の仕事のように夜勤や急な呼び出しがなく、定時で退勤できるので、帰宅後に子どものお風呂を入れたりわずかな時間ですが、遊んであげることもできます。

家族との時間をお金を出して買っていると思っています。

妻と共働きなのでそれでなんとかやりくりしています。

福祉の仕事は高収入は望めないが、それに代わるだけのやりがい

福祉の仕事は、高収入は望めませんが、それに代わるだけのやりがいのある仕事だと私は思います。

利用者さんには様々な事情があります。

基本的には精神に疾患がある方達ですが、なかには発達障害を持っていて、朝起きて入浴して夕食を取り入眠するという、一日の流れを毎日決まった時間に行わないとパニックを起こしてしまうなど、強いこだわりのある方、事故の影響で元々穏やかな性格だったのに脳の損傷部位により怒りっぽくなったり、事故以前の記憶はあるが、それ以後の記憶が残らないという高次脳機能障害がある方もおります。

施設側から利用者さん達にお任せする仕事は内職がほとんどです。

一人ひとり単独で行うものやチームで行う仕事もあります。

障がいの特性もあり、周りをみながら一つずつこなす仕事でも自分のテンポでないと作業ができない、体調が悪くなると仕事がどんなに多く残っていても報告もなく勝手に帰ってしまったり、急に怒り出したり泣き出したりと色々な方がおられます。

その日の体調によりできる仕事とできない仕事があり、また今日は仕事ができても明日は出来ないというケースもあります。

ですが、仕事や作業所にも慣れ、楽しそうに来所されている利用者さん達の姿を見ることが一番のやりがいに感じます。

そこまでかかるのに人によりますが、一カ月、数カ月、半年とかかります。

状態が良くなり主治医の診断により、障がい者就労で一般企業に就職される方もいます。

施設から巣立っていくことに淋しくも感じますが、誇らしくもあります。

この仕事の一番のやりがいは、自分ができる範囲で利用者さんを応援して、その方がより良い人生を送ってもらえることです。

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