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今回は「経験と英語力を根拠のない自信と偽証で乗り切った外資系転職」というタイトルで、就職でついた嘘について教えてもらいました。
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日系の金融機関から初めて外資系の金融機関に転職
40代後半女性。
現在は40代ですが、20代で日系の金融機関から初めて外資系の金融機関に転職した際のことです。
業務内容は日本人の営業チームが日本の顧客に営業を行う部門での募集なので、当時の勤務先と同じで、そこそこ見当はついていました。
営業アシスタントの募集だったので、「英会話力」は求められませんでしたが、簡単な業務報告書を週次で書くので「英語を書く」ことが必要でした。
嘘をついたのは、まず、当時は営業アシスタントというよりは、むしろアシスタントのアシスタント、実際の仕事はお茶くみや電話番が中心だったのにもかかわらず、先輩(本当の営業アシスタント)の職務内容を現在のものとして売り込んだことです。
根拠のない自信と完璧な偽装工作…
それから、英語は一切できなかったのですが、「読み書きならなんとかなる。業務報告書もできると思う」と自信満々で言ったことです。
業務の内容があまりにぴったりだったのと、よほど人手不足だったのか、面接が次々と進み、採用が決まってしまいました。
アシスタントのアシスタントから、本物に昇格することは、日々憧れてよく見ていたし、多分なんとかなるという根拠のない自信がありました。
ただ、英文の業務報告書を週次で書くことについては大いに不安がありました。
コンピューターは普通に使えましたが、何しろ英語をタイプしたことがろくになかったからです。
内定が出ると、当時の勤務先にリファレンス(人物照会)が来るのですが、ラッキーなことに自分で指定できる会社だったので、営業アシスタントの先輩と、比較的仲良しでよく飲みにいった若い課長職の人に土下座する勢いで真相を告げて、偽証に協力してもらいました。
ボロを出さないために極秘マニュアルを作成することに…
そして、新しい勤務先に「現在の業務内容を把握したいので、参考に書類を見せて下さい」と言い、業務報告書のコピーをもらいました。
そして、入社までは1か月くらい時間があったのですが、業務報告書に書いてある単語を必死で調べて頭にたたきこみ、金融市場や営業活動の動向を記載する短い文章を作成して、極秘マニュアルを作成しました。
ちなみにこれは、友達のツテをたどって英語力のある人に手伝ってもらいました。
そんなマニュアル作成と、毎日毎日その文章や、意味はあまりわからないながらも経済記事等の英文をタイプする練習をしたので、入社までの有給休暇消費期間は全く遊べませんでした。
入社後はアシスタント業務自体も業務報告書の作成でも、何度も冷や汗のでるような思いもしましたが、まあなんとかなりました。
その部門の前任者がすでに退職していたのがラッキーだったし、そもそも若くてアシスタント職だったので、そのような無謀な試みが成功したのだと思います。
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