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みなさんは、よかれと思い取った行動が失敗に繋がったケースというのはありますか?
でも余計に気を回すことは結局、失敗につながることが多いようです。
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今回お話を聞かせてくれた男性は大事な就職面接において、ある時事問題について質問をされたそうです。
グループ面接ということで他の人たちの同じ回答が続く中で、男性は面接の意図を読み、自分の意見とは反対の意見を述べることにしたようでうすが…。
そこで今回は、「今回の失敗で学んだ事。自分に嘘はついてはいけない」というタイトルで就職面接で犯した大きな失敗談についてインタビューしました。
目次
グループ面接で時事問題について一人一人意見を述べることに…
28歳男性、製造関連の会社員です。
私が面接で犯した大失敗。それは一次面接でのことです。
10人が一気に面接会場に通されたときの事でした。
一通りよくある自己紹介やアピールなどが済んだあと、とある時事問題についてそれに対する意見を一人一人が述べてゆくという流れになりました。
ちょうど私は十番目に意見を求められることとなったのですが、それまでの九人全員が「否定」の側からの意見を述べていました。
余計な気を回し自分の考えと反対の意見を述べた結果…
実は私も「否定」の考えだったのですが、「おそらく面接官としては賛成側と肯定側に別れたあとにディベートをさせたいのではないか」と余計な気を回しあえて「肯定」の側の意見を述べました。
一瞬にして面接官の方々や、面接を受けている人たちの空気が変化するのが分かりました。
内心私は「してやったり」という気分だったのですが、案の定その後「なぜあなただけ肯定なのか」というさらに詳しい意見を求められました。
元来私は少しばかりひねくれたところを持ち合わせた性格でしたので、面接官に対しても、面接を受ける仲間たちからの反論に対してもある程度は受け答えできたのですが、本当の意見をあえて翻して述べた「肯定側」の意見ですので、十分な根拠がなく、また私以外皆「否定側」でしたので、ディベートとなると所詮多勢に無勢。
一対九の戦いは非常に苦戦を強いられ、結果的に「否定側」の意見に論破されるという失態を演じてしまいました。
また私の反論自体も付け焼き刃でしたので、自分で発言しておきながら「これはおかしいな」という理論も多々ありました。
面接突破の期待もあったが…その会社とのご縁はそれきりに…
後で思ったことなのですが、「ただ単に意見を求められる質問」と「あえて意見を戦わせる場」との見極めをしっかりすべきだったと言うことです。
ただ、後で時計を見て気づいたのですが、私の孤軍奮闘によって私たちのグループの面接時間はほかのグループと比べ少しだけ長かったように思います。
あるいはもしかしたら私があえて述べた反対意見を評価してくださり一次面接突破・・・などという淡い期待もあったのですが、残念ながらその会社とのご縁はそれきりになってしまいました。
自分が持つ正直な意見を述べない限り必ずボロが出る
面接とはすなわち自己主張の場であると私は考えていますので、私のとった行動は結果的に失態であったにしろ、私としては満足な面接でした。
またその時の経験から「自分に嘘はついてはいけない」を教訓にし、「本当の自分の意見」だけをしっかり伝えるように方向性を変えた結果、私の「反骨精神」を「問題意識を持った人間」と評価してくださる会社に出会い、内定を頂戴することができました。
自分が持つ正直な意見を述べない限り、必ずボロが出ます。
自己主張の場である面接において「出る杭」になるのは良いと思いますが、タイミングは十分に見計らう必要があると感じた一件でした。
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