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今回は「年収80万円。人生でいちばん最悪だったリラクゼーション業界」というタイトルで就職して最悪だった職種と、その職種の年収について教えてもらいました。
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目次
人生で最悪だったリラクゼーション業界への就職
30歳女性、現在は専業主婦をしております。
私が今までの人生の中で最悪だと思った就職はリラクゼーション業界です。
厳密には転職で入った業界ですが、その前にいた業界の不満点が霞んでしまうレベルのものでした。
どのようなひどさだったかを、順を追って説明して行きましょう。
完全歩合制の給料
私が働いていた場所に限らず、リラクゼーション業界は全体的に歩合制を取っている会社が多いです。
これは整体師やセラピストの能力次第、人気次第で給料が決まるので、「指名を取るために必死になってもらうため」「腕を上げて競い合ってもらうため」という名目でこのような給与形態をとっています。
営業マンなんかも一部歩合制を残している会社もありますが、セラピストの歩合は驚くほどに安いです。
私の会社は入社したての新人はお客さん一人当たりの料金の約20%が給与になります。
腕を上げればもっと指名もつくし給与が上がる!というのが会社の言い分ですが、まず客が来ないので収入は少ないままです。
年収は80万円。生活して行くことは不可能
完全歩合制でお客様一人当たりの料金の20%が給与ということですが、今のご時世マッサージにお金をかける人は少ないので一日に施術できるのはせいぜい3人です。
お客様一人当たりの料金は平均して4,500円ほどでした。
4,500円の20%は900円、これを3人分なので2,700円が一日の給与になります。
私たちは一か月の休みが7日間だけ用意されていましたので、一か月31日として24日間働きます。
2,700×24=64,800円が一か月の給与です。
これを12か月となると777,600円が年収になります。
これはあくまでも平均ですが、ざっくり80万くらいということです。
大学生のアルバイトよりも少ない年収になりますので、生活して行くことは不可能でした。
拘束時間の長さとノルマ
リラクゼーションサロンというところはとにかく客商売ですので売り上げが命です。
売り上げが目標に達成していない時は帰ることを許されませんでした。
21時閉店でしたが、最長で深夜3時まで営業した事があります。
その時、私たちは看板を持って外に出て声を張り上げて客寄せをすることを強要されました。
近所迷惑ということで警察に通報されたこともあります。
このように客寄せをして売り上げを達成させようとしている間は本社勤務の社員が来て事務所で私たちを見張っています。
リラクゼーション業界に限らず嗜好品を扱う業界は今や斜陽の時代を迎えていますので、日々のノルマは達成できないことがほとんどでした。
その度に朝9時から夜中までという長時間勤務を強いられますので、閉店時間も勤務時間もあって無いようなものでした。
休日に行われる技術向上会
定休日が週に一回設けられており、その日は全員休みになりますが、休日というのは名ばかりで強制参加の技術向上会がありました。
これは外部から先生を呼んで整体の技術を教えてもらうというものです。
非常にためになるのですが、「休日に自主的に参加している」という名目なので手当てはありません。
実際出ないと電話がかかってきて今すぐ来いと言われます。
一か月の休日は7日用意されていましたが、そのうち3~4日はこの技術向上会に当てられますので、実質自由に休める日は3日程度しかありませんでした。
リラクゼーション業界は搾取が多く頑張っても稼げない
リラクゼーション業界の華やかさに惹かれて入りましたが、実際は搾取が多くどんなに頑張っても稼げず生活すらままならない業界です。
また新しい業界であるにも関わらず、考え方が古い人や根性論を唱える経営者が多いのも特徴です。
給与が少ないと訴えれば「お前の技術がないからだ。努力が足りないからだ」と一蹴されるなんてことは日常茶飯事です。
リラクゼーション業界でセラピストになりたい!と思っている方は、よく考えて就職した方が良いです。
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