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有休消化率70%を厳守するように催促…そうなった理由は…


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今回は「有休消化率70%を厳守するように催促…そうなった理由は…」というタイトルで、あなたが勤める会社では有給休暇を使えますか?という質問に答えて頂きました。


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少し前までは売上や利益のみを追求するような企業だった…

35歳女性、会社員です。

私は製造業の会社で事務系の仕事をしています。

上場企業ということもあってか、少し前までは売上や利益を追求するような企業でした。

ところがリーマンショック以降仕事が激減。

売上や利益の追求も限界が来てしまいました。

そこで仕方なしに人員削減をしつつ、一人ひとりの業務量を増やしていく方向になったのです。

その頃は有給休暇なんて申請できるような雰囲気ではなかったですね。

何故なら、人員整理の対象にならなかったことへの喜びと、いつ自分がその対象になるのか分からないという恐怖感が蔓延していたからです。

しかしここ三年ほどは雰囲気もガラリと変わりました。

景気が回復し業績好調…より待遇が良い会社に移る人が…

まずは景気の復調ですね。

ここのところの業績は非常に好調で、リーマンショック直後とは雲泥の差となっていました。

お陰で社内も明るい雰囲気に包まれるようにはなったのですが、一方で困ったことが。

それは転職者の増加です。

世の中が不景気ですとジッとして動かないものですが、景気が上向けばより良い待遇の会社へ移ってしまうのは仕方のないことです。

会社としても最初の頃は手をこまねいて見ていただけだったのですが、さすがに有能とされる社員が次々と抜けていく現実に直面すればそうもいきません。

そこで給与手当の増額と、有給休暇の70%消化が掲げられたのです。

この有休消化は義務となっており、一部の忙しい部署からはブーイングが出ました。

しかし、子育てや介護などで仕事一本で行けない社員も多く、この施策は非常に喜ばれましたね。

もちろん私も「これで大手を振って有休が取得できる」と思いましたし、それを実行しています。

この施策のお陰か、転職して去っていく社員は目に見えて減りました。

精神的なゆとりが増え本当に楽しく働けている

また働き方改革として、人に仕事をくっ付けるのではなく、仕事に人をくっ付けるように考え方をシフトさせました。

これにより、担当者が有休を取得しても仕事が滞らないようにしたのです。

ちなみに、有給休暇の消化率70%は新規に付与された日数に対してです。

私の場合は20日間の付与なので、年間で最低でも14日間は取得しなければなりません。

あまりにも取得しない場合は、上司から早く有休を取るように催促をされます。

まぁ月に一回ペースでしょうかね。

この精神的なゆとりや、休みの日にどこへ行こうかなどという楽しみを得られるようになりましたので本当に楽しく働けています。

とりあえず、私はかなり恵まれた環境にいるんだろうなとは思っています。

他は結構厳しいと聞きますからね。

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