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希望職種に就くということは難しいことです。
しかし景気次第によっては求人が多くなり希望の職種に就きやすくなりますが、もちろん不景気では希望の職種に就くことは非常に困難になります。
そんな不景気の就職氷河期に就職活動をした人たちは希望の職種をあきらめざるをえなかったようです。
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希望の職種をあきらめて他の職種に就いた人は仕事をしてみて良かったか?悪かったのか?みんなの体験談を集めてみました。
そこで今回は、「希望職種は販売職だったが金融関係の事務員として就職した私」というタイトルで希望と違う会社に就職した事がある人、希望と違う会社を選んだ理由と働いてみた感想についてインタビューしました。
目次
就職氷河期で希望職種の内定をとることができずにいたが…
38歳女性、販売職。
当時19歳の短大生だった私は、販売職を目指して就職活動に励んでいました。
アパレル、化粧品関係や雑貨小売業といった女性が憧れるような企業に就職できることを望んでいたのです。
自分の興味のある商品に囲まれて、お客様に接客し仕事に励む日々を想像しては企業訪問に精を出していました。
しかし、時は就職氷河期とマスコミが連日のように騒いでいたご時世・・・。
私は努力の甲斐なく、販売職での内定をとることができませんでした。
自分では就職活動を頑張っているつもりでしたが、自分の意識の中に「きっとどこかには受かるだろう」という甘えがあったことも原因だったと思います。
希望職種をあきらめて他の職種に応募してみることに
学内の就職相談に行くと、
「就職氷河期なので自分の希望の職に就くのは難しい時代。違う職種を考えてみてはどうか」と言われました。
私は内定をとれない焦りもあったので、学内の求人票にあった金融関係の企業の面接に行くことになりました。
自分の仕事内容に対する夢よりも、いち社会人として生活のために就職することを選んだ私でした。
その面接にいった金融機関で私は幸運にも内定を頂きました。嬉しかったけれど、自分の心からの喜びはありませんでした。
学生時代のアルバイトも靴屋さんやスーパーレジ、飲食店などでしたので、事務職など想像もつかず不安でいっぱいでした。
金融業界に就職したものの仕事に興味を持てず…
短大を卒業し春になり、新社会人としての生活が始まりました。
金融業界でしたので、髪の毛は真っ黒、スーツも地味な色・・・となんだか違和感を感じていました。
私の教育係となった女性事務員もなんだか冷たい感じで、一気に心が沈んでいきました。
事務職だったので取引先様にお茶を出したり電話対応をする以外は、机に向かって書類と格闘する日々。
金融業界には全く興味を持てませんでした。その前に私はじっくり取り組む事務職には向いていなかったのだと思います。
希望の職種につけた友人たちがうらやましい
仕事帰りに短大時代の友人たちで飲み会をすると、希望の職種につけた子なんかは本当に楽しそうでした。
自分の仕事にアルバイトから始めて正社員登用が決まった子もいました。
心の底からうらやましかったのを覚えています。
なぜ自分の将来についてしっかり考えず妥協してしまったのかを激しく後悔しました。
結局、たった一年で金融会社を辞めることになり…
結局、私はたったの一年で金融会社を辞めることになりました。
いちから販売職目指して頑張ることにしたのです。
金融会社は短大の紹介もあったので、たった一年で辞めてしまったことを学生課のほうから叱られてしまい謝罪に行ったりもしました。
自分の考えが甘く、また自分の決断に覚悟もなかったため周囲にたくさんの迷惑をかけてしまいましたが、その後私は雑貨小売業で販売職として採用され心から楽しく思えるアクティブな日々を過ごすことができました。
「自分の夢を叶えるためには妥協してはいけない」これは私の人生の教訓になっています。
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