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近年、海の事件や事故で注目を浴びることが多い海上保安庁。
そんな海上保安庁の仕事内容と年収についてお話しを聞かせていただきました。
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今回、お話を聞かせて頂いたかたは33歳の女性のかたです。
年収はなんと驚きの600万円!
年収を聞くと正直、うらやましいと思ってしまいますが・・・。
実はこれだけ年収が高いのには理由がありました。それは日本の海の事件や事故に対応するため常に危険と隣り合わせなのです。
万が一、海に落ちて死亡する可能性もありますし、最近では他国の船が領海に侵入するケースが多発しており非常に危険なのです。
日本の海の安全を守るのであれば、この年収は納得できると思います。
今回は「海上保安庁というやりがいのある仕事で年収600万」というタイトルで就職して良かった職種と、その職種の年収について教えてもらいました。
目次
海上保安庁が行う仕事について
私は33歳、女性です。
現在海上保安官の仕事をしています。
海上保安庁と言うと、最近では映画「海猿」で有名となり、一般的には海難の現場に赴き、人を助けるイメージがあるのではないでしょうか?
ところが海上保安庁と言う仕事は、海に関連した様々な仕事をしており、同じ組織であっても、役職が多岐に渡っています。
海難救助はもちろんのこと陸上でも犯人を逮捕することも!
私はこの会社で海上犯罪の取締りを主に行う、小さい船に乗って仕事をしています。
巡視艇と言われている、海上保安庁に所属する巡視船艇の中で最も小さい船になります。
小さい船だからこそ、機動力に優れており、海難が発生して直ぐに出動し、現場に向かうことができます。
大きい巡視船となると、出港作業にも人手がいるため、海難が発生してから現場に駆け付けるまでに相当の時間がかかってしまいます。
もちろん、小さい船が故に、沿岸域から遠い沖合での海難には向かうことができません。
小さい船は燃料タンクの大きさに限りがあり、遠くまで行って帰ってくることはできません。
また、波が高い日は小さい船は沖を航行させられません。
そういった意味では出動できるケースも限られているわけですが、機動力に優れていることから、たくさんの業務を経験することができます。
海難救助はもちろんのこと、海の事件捜査もします。
海だけではなく、陸上でも捜査を展開させ、海の事件に関係しているような犯人の張り込み等もしますし、逮捕だってします。
一度事件事故が起きれば事態が収束するまでは休めない
このほかにも、海で漂流物があれば除去するために出動したりすることもあります。
本当に多種多様な業務を経験できることから、毎日が充実した仕事内容で、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。
事件一つ、海難事故一つ見ても、同じケースはあり得ません。
日々同じような事務的な仕事をしていることに退屈を感じていた私にとっては、「今日はどんな仕事ができるのだろう」と思えて、とても楽しさを感じることがあります。
それでも、楽しいだけが全てではありません。苦しいことも沢山あります。
一度事件事故が起きれば、事態が収束するまでは寝ることも休むこともできません。
休みの日も、いつ出動になるかわからないので、自由に遠出することも許されません。
在庁年数により昇給していくので自然と年収はアップしていく
そんな縛りがあるためか、月収はどこの公務員よりも高いと思います。
月収は手取りで自分の年齢と同じくらいの福澤さんを貰えます。
30歳であれば30万円といったところです。
年収は最初は400万円程度ですが在庁年数が長くなるにつれて、昇給していきますから、自然と年収はアップしていきます。
現在は600万円程度です。
辛い仕事を忘れることができるくらい最後に達成感がある!
辛いことはどんな仕事でも当然ありますが、海上保安庁に入ってよかった点は、その辛い仕事を忘れることができるくらい、最後に達成感があるということです。
事件捜査でも、人や船の救助でも、対応している時は辛いですが、振り返ってみるととても「やってよかった」と思えるのです。
これがまさに私にとっては仕事のやりがいであり、良かったと思える最大の点と言えます。
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